'98年の日本導入以降、幾度のラインアップ変更・追加を経て、
今や一口に「156」といっても非常にバリエーションが豊富になりました。

さて、私の156弐号機はいったいどういう車なのでしょう？
ここに紹介したいと思います。


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	まずは外観から。ボディカラーの「プロテオレッド（Rosso Proteo）」は、1991年のジュネーブ・ショーで発表されたコンセプトカー「プロテオ」から名付けられた色と聞きます（あの”ヌヴォラブルー”も同じパターンですね）。「メタリックのワインレッド」と言ってしまえば身も蓋もありませんが、他に用意されたカラー同様、光の当たり方で微妙に表情を変えます（もちろんヌヴォラブルーほどではありませんが）。 156の絶妙なボディラインや曲面も色を引き立てているのではないかと思います。
	私にとっての”プロテオ”はと言いますと… CAR GRAPHIC（CG）誌の記事で初めてこの色に塗られた164Q4を見たときの印象が強く、その後もGTVなどの実車を見かけるたびに憧れが増していきました。晴れて壱号機を購入するときもこの色にしたかったんですが、当時は正規輸入車のラインアップになかったため「定番の」アルファレッドにしたという経緯があります。 ※　2002年のマイナーチェンジで、正規輸入車からはプロテオレッドの設定が再びなくなりました。
	次は内装です。当初ボディカラーの如何に関わらず黒一色しか選べなかった右ハンドルV6の革内装ですが、ボディカラー追加に併せてコーディネートする余地ができました。当初からの黒・写真のベージュの他にも青など確か全部で5色ほどあったと思います（注…2002年のマイナーチェンジ前）。 上述の如くボディカラーには非常に拘りましたが、こと内装色に対してははっきり言って「何でもよかった」です。確か黒も選べたと思いますが、最も早く手に入るのがたまたまこの内装色だったというだけの話で、大体ただでさえ割り当ての少ないプロテオレッドの外装色でその上内装色まで指定したら納車までどれだけかかることやら分かりません!!　拘りの強い方は辛抱も強くなる必要があるでしょう…。
	後席中央のヘッドレスト・3点式シートベルトは'99モデルの壱号機にはなかったものです。壱号機では右後席のシートベルトをねぐらにしていた蛇のぬいぐるみも、「侵略される可能性の格段に低い」中央席に移れてご満悦のようです（？）。シート関係では他にも、前席中央の可倒式アームレスト（MTだとあまり使いませんが…）が加わってます。ただ、前席背もたれのアルファロメオ紋章の刺繍が無くなってしまったのはちょっと物足りない気もしますが。 それにしても、内装色が変わると雰囲気もガラッと変わります。CG誌で長期テストに供されていた156もシート地を黒からベージュに張り替えられて同様のレポートを書かれていましたが、黒と比べて明るく華やいだ感じです。やっぱりこの色でよかったかな？
	最後に、キーです。壱号機のは赤いキーでした。このタイプはスポーツワゴンに初めて採用されたようですが、キーレスエントリーの他にトランクオープナー機能が加わっています。サイズも大きく、そのせいかキーシリンダーに差し込む部分は格納可能となっており、ボタンを押すとばねの力でピョコンと飛び出します。 「キーの色が黒い」と知ったときには少しがっかりしましたが、使い勝手は向上しているのですぐに気に入りました。

他にも、壱号機と比べると細かい違いが散見されます。
恐らくはコストダウンが目的かと思われますが、156の本来持つ魅力を何ら損なうものではないでしょう。
細かいことは、「気にしな〜い、気にしない♪」が一番ですね。